お知らせ

令和6年度 第1回奈良市国際交流出前講座を開催しました

■開催日:9月6日

■開催場所:都跡中学校

■参加者:1年生77人

昨年に引き続き、奈良大学の趙雨鵬(チョウウホウ)さんが中国の地理・歴史や文化などについて紹介してくれました。

趙さんのお話は、中国の面積や人口についての説明から始まりました。広大な中国は14ヵ国と国境を接しているそうです。モンゴル、ロシア、北朝鮮、ベトナム、ラオス、ミャンマー、インド、ブータン、ネパール、パキスタン、アフガニスタン、タジキスタン、キルギス、カザフスタン。四方を海に囲まれた日本とは対照的です。

次に歴史について、奈良の都―平城京が唐の都-長安を参考に造営されたことや鑑真和上の渡日について話してくれました。都跡中学校は平城宮跡が校区であることからも生徒たちは興味深そうに聞いていました。

文化の紹介では、中国の学生生活と料理、そして年中行事について話してくれました。中国の中学校では毎週、特殊活動という時間があって、全校生徒が列になって走ったり行進したりするそうです。健康的な生活習慣を身に着けることが目的で集中力を高める効果もあるそうです。

そして料理の紹介では、中国はとても広いので、一口に中国料理と言っても、北京料理・上海料理・四川料理・広東料理というように地方によって様々な料理があることを教えてくれました。

行事については日本のお正月にあたる「春節」と中秋の名月の「中秋節」について説明してくれました。どちらも家族が集まって共に過ごす日だそうです。

後半の質疑応答の時間にはたくさんの生徒の皆さんが手を挙げて質問をしてくれました。

―趙先生の好きな日本食は? すき焼き

―好きな都市は? 奈良と京都

―好きな日本語は? 大丈夫

―好きな歴史上の人物は? 徳川家康

などなど。都跡中学校での出前講座は、終始和やかで楽しい雰囲気の中で行われました。講義をしてくれた趙雨鵬先生、積極的に参加してくれた生徒の皆さん、ありがとうございました。