お知らせ

令和5年度 第9回奈良市国際交流出前講座を開催しました

■開催日:111()

■開催場所:伏見小学校

■参加者:6年生136

奈良大学に通う王晨宇さんが、伏見小学校6年生の児童に「中国の文化」を紹介してくれました。来日歴4年の王さんは、日本の文化と比較しながら、中国文化について、いろんな話をしてくれました。児童たちは、日本と中国は、同じアジアの国で距離も近いのに、こんなに違う部分もあるんだと、何度も驚きの声を上げていました。

中国では、日本のように電車がすべての地域に敷設されていないので、電動バイクが最も多く利用されているそうです。日本と違うのは、バイクなのに免許が要らないこと。王さんは「小学生の皆さんでも運転できますよ」と言われました。さて、その値段ですが、日本円で5万円くらいで買えるそうです。それを聞いて、思わず「お小遣いで買える!」と言った児童もいました。

もっとも驚いたのは、学校生活についての話です。中国の中学生は、朝の8時から夜の10時まで学校で勉強するそうです。伏見小学校6年生の児童たちも、もうすぐ中学生になりますが、これには全員が驚きの声をあげました。「え~!」「いやだ~!」「すごい!」

質疑応答の時間には「中国の学生は眠くないのですか?」という質問が出ていました。王さんは「もちろん眠いですよ。でも自分の将来のために一生懸命勉強するのです。」と答えてくれました。

そして王さんは最後に「皆さん、今日は中国の話を聞いて、知らないことがたくさんあったでしょう。インターネットにはいろんな情報がありますが、その情報が正しいのか間違っているのかを判断するのは難しい。やはり自分の目で確認しなければわからない。皆さんもぜひ広い世界に飛び出して、自分の目で確かめてみてください。」と児童たちに話しかけました。

講座を担当してくれた王晨宇さん、伏見小学校6年生の児童の皆さん、ありがとうございました。

質問の時間にはたくさんの児童が手をあげました。

地図で中国の位置を説明している様子