お知らせ

令和5年度 第4回奈良市国際交流出前講座を開催しました

■開催日:9月8日

■開催場所:都跡中学校

■参加者:1年生71

奈良大学の趙雨鵬(チョウウホウ)さんが中国の歴史や文化などについて紹介してくれました。

奈良と長安に都が置かれた1300年前の中国と日本の交流の歴史紹介から始まり、古い巻物に描かれた遣唐使船の珍しい絵を見せてくれました。海を越えるには相当心もとなく見える遣唐使船に生徒は驚き、このような船で鑑真和上が何度も渡航を試みたという苦難は想像を絶したようでした。都跡中学校は平城宮跡が校区にあり、生徒にとって大変馴染み深く、平城京の町並みが長安の都と同様に碁盤の目のようであったこともイメージしやすかったようです。中国との縁を身近に感じられ、中国への関心が高まったようでした。

生徒が特に中国に親しみを抱いたのは料理紹介の場面でした。北京料理・上海料理・四川料理・広東料理というように大きく東西南北の地域に料理の特色が分かれて、気候に応じて辛い料理やあっさりした料理などといった料理が作られることを興味深く学んだようでした。また、中国の中学校生活紹介で、教室で生徒それぞれの机わきに課題が山積みになっている写真を見て、「中国の中学生は大変なんだな」と思わず声が漏れていました。最後に生徒から、中国で人気の日本アニメや、日本に来た時の最初の印象など質問が積極的にあがり、生徒の皆さんにとって中国への興味がより高まる良い機会となったようでした。

講座

中国講座を担当してくださった趙雨鵬さん、そして都跡中学校1年生の生徒の皆さん、ありがとうございました。