お知らせ

令和4年度 第2回奈良市国際交流出前講座を開催しました

■開催日:8月30日

■開催場所:済美南小学校

■参加者:3年生27人

奈良総合ビジネス専門学校のトゥーさんが、ベトナムの学校・伝統文化などについて紹介してくれました。

[学校]

ベトナムでは小学校は5年間、中学校は4年間、高校は3年間と、日本の学校制度と少し違っており、特に、毎週月曜日に校長先生による1時間もの朝礼には皆さんから「えー、大変そう」と声があがりました。授業は朝7時から始まり、午後の授業はないということですが、その代わりに宿題が沢山出されるそうで、また、夏休みが3カ月間もあるそうですが、その代わりに冬休みはないということで、児童の皆さんはうらやましいような、うらやましくないような複雑な思いを抱いたようでした。

[伝統文化]

アオザイという伝統服があり、高校や銀行、郵便局などの制服としても着用されていると写真とともに紹介がありました。結婚式や旧正月など大切なときにも着られ、写真から綺麗さがよく伝わっていました。千円で購入できるという意外な安さと、着やすさがあり、男性も着用している紹介があり、児童の皆さんは驚いていました。1年で一番大事なときは旧正月であり、テトと呼ばれています。1週間ぐらいかけてお祝いし、その期間は掃除をしてはいけなかったり、家の玄関も閉めてはいけなかったり、新たな1年を幸福に過ごすためのルールが色々あると教わりました。バインチュンと呼ばれるもち米と肉を葉で包む伝統料理の作り方を紹介する映像の他、バインミーというファストフードの作り方の紹介映像など、食の魅力の深さも学ぶことができたようです。

ベトナム語での簡単な挨拶を一緒に言ったり、ベトナムで使用されている紙幣を触らせてくれたりと、済美小の児童の皆さんがベトナムに親近感の湧く工夫を取り入れて授業をしてくれたトゥーさん。リアクション大きく、ベトナムの小学生と日本の小学校の違いを色々学び、世界に視野が広がった済美小学校の児童の皆さん。ありがとうございました。

講座風景